はじめまして、月のうさぎです。

昔、あるところにうさぎが暮らしていました。ある日疲れ果て、空腹で動けない様子の老人と出会いました。器用な猿は木によじ登り、お手の物で果実をとって老人に与えました。  ずるいキツネはお供え物を盗んで、老人に与えました。

しかし、不器用なうさぎは一生懸命頑張っても何も老人に与えることができません。そこで悩んだうさぎは覚悟を決め、「私には食べ物をとる力がありません。どうぞ私をお食べください」と火の中に飛び込み自分の身を老人に捧げたのでした。実はその老人は帝釈天という神様で3匹の行いを試そうとしたのです。

帝釈天はそんなうさぎを哀れみ、月の中にうさぎを甦らせて、皆の手本になるようにしたそうです。皆さんにもおなじみの「月にうさぎがいてお餅をついている」という話は聞いたことがあると思いますが、この話は今昔物語・仏法説話からきているそうです。   我がデイサービスも「月のうさぎ」に見習いたいと思いその名をとりました。

この話の中で、たとえ不器用でも誠実に頑張ってこられた者は必ず報われると信じ、戦後大変な時代を頑張って支えてくれた方々に感謝をし、真心を込めてサービスしていきたいと思っております。そして、地域に愛され可愛がられるうさぎでありますよう何卒、ご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。